メバルのアクアパッツァ

今年のGWは建替関連作業を進めなければならず、のんびりしている暇はない。
しかしとても天気がいい。朝は涼しく、日中も日差しは強いが湿度が低いので影に入ればひんやりするし、夜は温度が下がって寝心地がよい。身の回りのものだけ狭いアパートに持ち込んで暮らしていることもあり、何だかカリブ海南イタリアのキッチン付ホテルで休暇を過ごしているような気分にならなくもない。
そこで朝からコナミで汗を流して雅叙園の緑を眺めながらゆっくり湯につかり、昼食はカンクーン気分で「ワカモーレとトルティーヤチップス」「筍とオイルサーディンのスパゲティ」を作り、スパークリングワインを飲んで気持ちよく酔っ払ってしまった。
午後はうつらうつら昼寝してから、散髪に行ったり近所を散歩したり。夕食はタオルミーナ気分で「メバルのアクア・パッツァ」「カボチャとアスパラガスのソテー」。ワインは昼のスパークリングの続きと軽めの赤。
というわけで初日は連休気分を満喫し、やるべきことが何も進まない。


懐かしいぞ、イタリア

トビウオも美味しい魚です

昨日と同じくコナミと片付け。
昼は蕎麦、夜は駅地下で安かったトビウオのソテー。ニンニクとパセリのみじん切りをオリーブオイルで軽く炒めたところに、頭と内臓を取って塩コショウとオレガノを振ったトビウオをごろんと置いて、白ワインを少し入れて弱火で蒸し焼きにする。もちろん多層構造鍋でないとうまくいかない。鰯や鯖に比べてトビウオは少しあっさりしているかな。でも十分美味しいけど。それから、牛肉とチンゲンサイと赤ピーマンの炒め、ゴボウとニンジンのキンピラ。


おいしい魚料理の本はこんなにたくさん。

鰯のパスタは得意料理です

仮住まい最初の週末は、コナミで運動する以外はとにかく家の中の片付けだ。
それでもいつもの駅地下で鰯が新鮮で美味しそうだったのでこれを買って、昼は鰯とアスパラとルッコラのスパゲティ。夜は鶏モモ肉のグリル、筍とピーマンの炒め、豚バラ肉とジャガイモと大根の煮もの。キッチンが小さくても何とか料理はできるもんですね。


イワシ料理のバリエーションは無限大

トスカーナワインと共に

家を建替えるため明日近所のアパートに引っ越す。半年ほど仮住まいである。身の回りのものを選んで仮住居へ、その他は今回建築をお願いした工務店さん所有の倉庫へ運ぶ。海外赴任したときと同じパターン。土日丸2日かけて引越しの準備。
仮住まいはとても狭い。キッチンも当然小さい。なので僕としては外食を増やしたいが、すっかり内食好きのSは全く乗ってこない。
古い我が家での最後の晩餐は、豚ロース肉のソテーと、Sが栽培したホウレン草・ルッコライタリアンパセリのサラダ。フィレンツェで買いだめしたとっておきトスカーナワインのうちの1本「ヴィノ・ノヴィレ・ディ・モンテプルティアーノ」を開ける。乾杯。




マクロビオテック小豆カボチャ

今日紹介するのはマクロビオテック料理。Sの友人がマサチューセッツのマクロビオテック学校で修行中、NYの我が家に遊びに来たときにいろいろな精進料理を教えてくれた。その中でこの料理だけは好きで今でもときどき作る。
レシピはいたって簡単。カボチャと小豆を昆布・干し椎茸のだし汁と酒と醤油で煮るだけ。ポイントは硬い豆をどう上手に美味しく煮ることができるかだけだ。その点僕の場合は、Sが3日ほどかけて発芽させた小豆は既に軟らかくなっており、カボチャと同時にだし汁に入れて煮るだけ。あっけなく簡単に美味しくできるのだ。
この日の夕食は小豆カボチャの他、豚と大根の煮もの、鶏と根菜の煮もの、ごぼうとナスと油揚げのキンピラ。純和風料理と日本酒をいただいてしみじみする。


マクロビオテックにしたら、痩せた(と思う)

ブイヤベースは「漁師鍋」

午前中コナミ。昼食はSが作ったおにぎり弁当(人に作ってもらったものは「おにぎり」でもしみじみ有難い)。午後は有明方面のショールームでシステムキッチンなどを検討。
夕食は「ブイヤベース」と「野菜のロースト」。『ケンタロウの男子ごはん』の真似である(この番組好きなんだよ)。ブイヤベースと言えば、やはり自分のこれまでの生涯で5本の指に入るご馳走だったと今でも思うマルセイユはフォンフォンのブイヤベースが最高だが、まあそんな欲張らずケンタロウを真似て家庭料理ふうに簡単に作ってしまおう。
ニンニクとセロリとマッシュルームを炒めたら、トマト、ヤリイカ、アサリ、タラ、キンメダイのアラを放り込んで水と白ワインと塩とサフランを入れて10分ほど煮込んでできあがり。サイドディッシュは、ブロッコリ、ナス、赤ピーマンを切ってニンイクとアンチョビとオリーブ油と塩コショウを混ぜてステンレス多層構造鍋でじんわり加熱した「野菜のロースト」。パン。ワインは安いシャブリ(2008年)。僕は白は、昼飲むならピノグリージョのようにフルーティなのが好きだが、夜飲むならシャルドネが好きだ。


録画して欠かさず見てる 男子ごはん

作るのは簡単だが豪華に見える

ここのところ土曜日に仕事関係のスケジュールが入ることが続いていたが、この3連休は完全オフである。と言っても家の建替えを控えており私用で忙しい。午前中コナミ。昼食は残り物野菜などを使ったチャーハン。午後は建築家と工務店社長と打合せ。
夕食は「鶏モモ肉のロースト」。付け合せは「ジャガイモのロースト」と、S担当の自家製生野菜(イタリアンパセリ、ホウレン草、人参)。なお、フライパンに油を引いて焼くので「ソテー」と表記したほうが正しいのかもしれないが、ステンレス多層構造鍋を使えばオーブンで時間をかけて焼くのに似た加熱効果が得られる(故丸元淑生氏)ので、料理名は「ロースト」とする。室温に戻した鶏モモ肉に塩コショウをしっかりなじませて繊維を包丁で切っておいて、オリーブオイルとマスタード(ホール)とニンニクで味のベースを作ってから肉を入れて、極弱火でじわじわと焼いていくのが僕のやり方。ちなみにこれをやるとただの鶏モモ肉が高級食材のように感じられる。鍋のおかげである。


ワインは最近購入したボルドー1999年6本セットの中の1本。
なかなかおいしい。