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3日目。朝はルクサンブール公園まで散歩してベンチでサンドイッチの朝食。今日も美術館めぐり。午前中は、ドラクロワ美術館を見た後、オランジェリー美術館へ。オランジェリーはモネ、ルノアール、ローランサン、セザンヌ、マティス、ユトリロ、モディリアニ、ルソー、ピカソ。この手の近代絵画をあれこれ見ていると、長年親しんだ懐メロ歌謡曲大行進という感じがする。モネの「睡蓮の部屋」は団体様でぎっしりで入れず。
モンマルトルでランチ。屈託のない明るい観光地。似顔絵描きがたくさんいて声をかけてくる。余談だが、小学校高学年から高校くらいまで、ぼくは人の似顔絵（デッサン）が得意だったのだが、自分の似顔絵を描いてもらったことは一度もない。一度くらい描いてもらおうと思ったが、人の気を知らないSが「時間がない」というのであきらめた。（ちなみにSは画家に描いてもらった自分の肖像画を持っている。）
午後、モンマルトルのダリ美術館。ぐにぐに時計や細足象など定番揃いで大いに楽しむ。その後ギュスタフ・モロー美術館へ。一角獣を見て、お懐かしや村上春樹さんを思い出す。
ディナーはカルチェラタンのベトナム料理"Kim Lien"。ゴイ・クォン、フォー、さつま揚げみたいなもの、豚肉の団子の揚げたもの。ワインはロゼと赤。これまであまりベトナム料理に親しんだことがなかったが、遠くフランスまで来てその素晴らしさ（ありがたさ）を発見した。