6日目。朝食はホテルのテラスで。マルセイユの朝市を見学した後、バスで海水浴場に行って午前中をゆったりと過ごす。入場料25フランを払う。地中海の水は冷たいが、ぼくはがんばって少し泳ぐ。小魚がたくさんいた。
ランチはあこがれのブイヤベース発祥の店といわれる有名店、Shez Fon Fonでブイヤベースをいただく。ぼくは村上龍のエッセイでここを知った。いやー確かにとびきりのおいしさだ。これがブイヤベースなら今まで食べた同じ名前の料理はいったいなんだったのか?というほどのものだった。昼から白ワインを1本開けて、天下一品のブイヤベースに恍惚となった。
午後はホテルのプールサイドで昼寝。ディナーは再び港近くのレストラン通りへ。悩んだ挙句に選んだのはL'Ecaillerという店。ムール貝のマリネ、イワシのマリネ、カキのエスカルゴふう、ボンゴレスパゲティ。残念ながらおいしくなかった。ムール貝はバターが強すぎるしイワシはえぐいしカキはニンニクがきつすぎるし、そしてスパゲティは・・・こんなにまずいパスタは初めて食べた。フランスの田舎でパスタなんて食べるもんじゃない、これは教訓だ。