もう一度だけと思って海に出て泳いでから、飛行機でパリで戻る。ランチは空港で。画廊で目星をつけておいた絵を買ってから、フランス旅行最後のディナー。カルチェラタンのブラッセリー「バルザール」。ポタージュ、ビーツサラダ、豚足のグリル、仔牛のグリル。どれもとてもおいしかったが、特に豚足が美味だった。原宿のオー・バカナルの豚足も旨いが、やっぱりパリのほうが旨く感じてしまうのは、旅の気分のせいか。
これで初めてのフランス旅行はおしまい。1等賞は「フォンフォンのブイヤベース」にあげたい。次点は「バルザールの豚足」かなあ。
昨年のローマ〜ナポリ〜カプリ、今年のパリ〜マルセイユ、いずれもカジュアルな家庭料理、居酒屋料理に徹した食い倒れの旅だったが、ぼくとしてはフランスよりもイタリアに軍配をあげたい。イタリアのレストランはまずハズレがなかったもんな。いずれはミシュランの星のレストランを巡る旅でもして、再びこの2つの料理大国を較べてみたいものだ。