8日目。高速バスでリスボンへ戻る。ランチは再びコレイセス通り、今度はPortugalという見も蓋もない名前の店。カニとエビとアサリのごはん、タコのサラダ、ジャガイモとニンジンとカリフラワーを蒸したもの。ポルトガルのシーフードごはんはどれもこれも本当に日本人の胃にぴたりとおさまる。
最後の夜はリスボン1泊だけだし気張ってフォーシーズンズにしたので、ダイニングはきっと高級だろうから、居酒屋風の店をコンシェルジュに教わって、33という名前の店へ歩いていった。ガスパチョ、アヒルのごはん、サーモンのグリル。リスボンでは初日や2日目に行った高級店の料理もよかったし、コレイセス通りの観光客向けの店のシーフードもよかったけれども、この店で出す家庭料理を食べてポルトガル料理の美味しさをしみじみ感じることができた。客も地元の人ばかりのようで、最後の最後にやっと等身大の普段着のリスボンを感じることができた気がする。