■

Approximately 35 minutes from downtown El Paso
915-544-3200
エルパソはテキサス州の最西端、標高1,400ｍの砂漠に人工的に作られたメキシコとの国境の町。家にはサソリ、道路には鹿とピューマとスカンク、ゴルフ場にはガラガラヘビが出てくるという。遊びじゃ絶対来ないところだが、仕事で立ち寄ることになった。ランチはリオグランデを渡ってメキシコ側の町、ファレスでメキシコ料理。普段食べるメキシコ料理とは似ても似つかぬ、挽肉と豆と野菜のごった煮のようなお惣菜料理であった。
夜は地元の人が推薦する「砂漠の中の一軒家ステーキハウス」へ。エルパソの町から車で走るとすぐに街並みは途切れ、道路の両側はひたすら背の低い植物しかない砂地、遠くには緑ひとつない赤い岩山が続く。そんな中に観光客を目当てにしたステーキハウスがある。ここのお勧めメニューは「カウボーイ」（2パウンドのＴボーン）と「カウガール」（1.5パウンドのＴボーン）。怖いもの見たさで「カウボーイ」に挑戦。柔らかくて美味しかったが半分食べて沈没。目前に180度広がる砂漠の夕暮れを眺めつつ肉塊と格闘するなんて、こんな経験二度とできないだろう。