渋谷区恵比寿4-19-7
03-3444-6146
ガーデンプレイスから徒歩5分もないくらい近いのだが、小学校の脇道を入って突き当たり手前を左に、照明の乏しい細い階段を下りるという、極めてわかりにくいアクセス。しかもこの日は豪雨なのでたどり着くのが大変だった。
70年代前半のアメリカンロックのレコードジャケットが店中に飾ってある。デレク&ドミノスのレイラ、ザ・バンドのファースト、リトル・フィートのディキシー・チキン、ジャクソン・ブラウンのレイト・フォー・ザ・スカイ、ブルース・ブラザースのサントラ、そしてイッツ・ア・ビューティフル・デイなどなど。かかっている音楽もこういう趣味で、思わずにやりとする。聞けばオーナーシェフが好きなのだそうで、BGMはすべて自分のCDだと言う。
「田舎風パテ」「豚足とひよこ豆の煮込み」「イワシウイキョウのスパゲティーニ」「生ソーセージとポロネギの手打ちショートパスタ」「沖縄寿豚ロースの炭火焼」。ワインはヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ(グランデゥカート、2003年)。
料理はまずまず美味しいのだが、テーブルを所狭しと並べているので隣の客の声がまる聞こえでやかましい。僕らが帰る頃に6人客が来たが、この隣に座って食べることを想像するとぞっとする。あわてて帰った。まるでラーメン屋のようだ。1人1万円も払うんだからもう少しソフィスティケイトされたムードでないとねえ。音楽の趣味は大好きなんだけどなあ・・・。