神戸市中央区北野町2-1-5
078-222-1556
2日目のランチは、谷崎が行きつけだったという生田神社そばの寿司屋「又平」(神戸市中央区下山手通2-11-26、078-331-0935)。「細雪」では「与平」という名で登場する。谷崎の書がかかっていて、「我という人の心はただひとり我より他に知る人はなし」とある。握りのお任せ。タイ、ヒラメ、タイのいかだ寿司、新玉ねぎのスープ、イワシのおから寿司、イカウニ、ホタテ、エビ、アナゴ、玉子焼き、かっぱ巻き。ネタもシャリも哀しいほど小さいのが1人に2カンずつ出てくる。僕らには上品すぎたかな。ただ、ここの名物であるいかだ寿司とおから寿司は興味深かった。
ディナーは友人夫妻と4人で北野にある広東料理の名店「老香港酒家」。付き合ってくれた友人夫妻に感謝。広い庭のある一軒家レストランで、外から見ると高級な感じだが、中に入れば内装は普通でサービスもフレンドリー。ただし値段は結構します。蟹肉入フカヒレスープ、季節野菜の上湯スープ炒め、豆腐とホタテの蒸しもの、オコゼの清蒸鮮魚(「時価」だったので値段を聞いてから頼みました)、オコゼのスープで作った湯麺、福建炒飯。紹興酒。フカヒレ、オコゼと高級食材を思い切って頼み、味のほうも評判どおり抜群で、満足感の高い食事であった。あと1〜2皿はいけたような気もするが、翌日もあることだし腹8分目にしておいた。