Via Mazzini 120, Viareggio
Chianti Classico Costello di Ama 1986
コッレの街をゆっくり散歩して中世のムードを味わう。名産のクリスタルグラスのお店も見学。アルノルフォに戻って朝食。シェフとソムリエの兄弟が朝からかいがいしくサービスしてくれる。シェフが直々サーブしてくれたリコッタチーズが最高に美味しい。アルノルフォだけのために地元の契約農家が作ったチーズで、3日前に入荷したばかりのものとのこと。
タクシーでフィレンツェに戻って電車に乗り込み、西海岸のリゾート、ヴィアレッジオへ。ランチは駅のファストフード店でパニーニを買って電車の中で食べる。ヴィアレッジオの拠点はGrand Hotel Principe di Pemonte。50年の歴史を持つリゾートホテル。極めて快適。
4日目のディナーはヴイアレッジオ市内のロマーノ(★)。ひどく混雑している。子供連れが多くてファミレスみたいだし、サービスの人たちもせかせか動き回って、星がついているとは思えない雰囲気だ。プロセッコが振舞われ、これをちびちびやりながら注文を考える。
アミューズは「イトヨリダイのソテー(厨房にいる日本人が教えてくれた)」。前菜は「エビとズッキーニの花のフライ」と「手長エビとインゲン、トマトソース」。パスタは「イカ・タコ・エビのタリアテッレ・ネロ(イカ墨を練りこんだ手打ちパスタ)」。メインは「仔羊のTボーンステーキ」。海沿いの町のレストランだからメニューはシーフードが多く、頼んだ料理はどれもそこそこ美味しかった、敢えて注文した仔羊も空揚げみたいな調理が施されていて感心した。ワインはキャンティ・クラシコ・レゼルバCastello di Amaの何と1986年もの(52ユーロ)。これは当たりだった。最初は強さばかり感じたが、グラスを揺らして空気を混ぜると味が丸みを帯びる。デキャンタして時間がたつうち次第にまろやかになり味わい深くなった。