福州路603号
021-6322-3673
香港は散々行ったが上海には行ったことがない。中国ご本家の大都会にも美味しい店がたくさんあるそうなので、そろそろ食い散らかしてやらねばなるまい。
JALの午前便で到着。ホテルは人民広場そばのル・ロイヤル・メリディアン。クラブフロアの48階。部屋は広くて快適、ジムもプールもジャグジも充実、レストランやクラブラウンジやロビーやエレベータホールなどの設備も上等。さすが上海の5つ星だ。
さて食事は早めのディナー、「王宝和」(上海蟹専門店)からスタート。人民広場からすぐ東側、九江路沿いにイスラム寺院のような金色の丸い屋根のとても目立つ建物があり、これが王宝和のホテル&レストランである。ここに行くつもりだったのだが、僕らはなぜか九江路の2本南側の福州路沿いの支店?にたどり着いてしまった。上記の住所電話は僕らが行った店のもの。
この店は季節を問わず1年中上海蟹を出す専門店なのだが、シーズンは12月中旬までだと言うし、僕らは蟹の肉よりも蟹の味噌に目がないので、蟹味噌料理をいただくことにした。
前菜として「大根の漬物」「百合根とキクラゲの煮物」「クルミ湯葉の蒸し物」。ここから蟹味噌尽くし。「蟹味噌とフカヒレのスープ(蟹黄魚翅)」は順当に旨い。「蟹味噌と青梗菜の煮込み(蟹粉菜心)」は蟹味噌の旨みと青梗菜の苦味の組み合わせがなかなか。「蟹味噌と魚の餡かけ麺(江南魚米郷)」はシコシコした緑色の麺と蟹味噌餡が混ざって食感の妙。と、ここまではよかったのだが、最後の「蟹味噌入り小龍包(蟹粉小龍包)」は蒸し時間が長すぎたのか、皮も餡も硬いし汁も少なくて残念だった。なお上海老酒10年物は、日本で飲む紹興酒よりも軽くて甘かった。2人で360元。安いね。