紹興路27号
021-6433-3506
午後は豫園を見学したり茶館へ行ったりしてのんびり過ごす。
夜は知人お勧めの洋館レストラン、上海〜広東料理「老洋坊」でディナー。准海中路の南側、泰康路(タイカンルー)の近く。かつて上海マフィアの邸宅だったと言うこの租界時代の立派な洋館に、手を掛けて内装が整えられ、まるでヨーロッパの歴史ある名店に着たかのような錯覚を覚える(ちょっと言いすぎ)。
料理は上海料理の王道で行く。「河エビ剥き身の炒め(清炒河蝦仁)」「ナズナ湯葉巻き」「蟹味噌と豆腐の煮込み(蟹粉豆腐)」「青菜の炒め」「豚バラ肉の醤油煮込み(紅焼肉)」「焼き小龍包(生煎包)」。
頬が落ちるほど美味しいと思ったのは紅焼肉。これは杭州料理「東坡肉(トンポーロウ)」とほぼ同じものだが、実に旨い。どうやって作るのか、本場のシェフは恐ろしく手をかけて作っているのだろう。生煎包は小龍包を焼いた(日本風に言うと「揚げた」かな)もので、初めて味わったが、香ばしくてこくがあって普通の小龍包よりずっと美味しかった。なお、上海老酒5年物はやはり軽くて甘めであった。これだけ満足して3人で400元。実に安い。
食後フォーシーズンズホテル37階のバーへ。ここで3杯飲んで300元かかることを思えば、レストランの安さに改めて驚く。