土曜日夜10時発の飛行機で7時間飛んで、日本時間の日曜午前5時、現地時間の土曜日午前10時のホノルルに着いた。"Pride of America"という凄い名前のクルーズ船に乗るために、これまで縁のなかったハワイに初めてやってきた。
NY時代のカリブ海経験でSも僕もクルーズの魅力にはまり、その後地中海を2回航海したので、今回は4回目の乗船になる。地中海旅行では、イタリアやフランスやスペインなどの美味しい料理を毎日違った街で食い散らかすのが楽しみだったが、ハワイにそんな美味しいお店があるとは思えない。カリブ海のときのように、船内の生活とリゾート気分を楽しむ旅になりそうだ。
空港からタクシーでフリーウェイを走り始めると、JFKからマンハッタンに向かう道と似ている感じがして、3年過ごしたアメリカに4年ぶりに来たのだなあと少々感慨深くなる。港(ピア2)で荷物を預けてからアラモアナ・ショッピング・センターへ移動。フードコートでジャンクな昼食を食べ、Skechersでスニーカーとサンダルを購入し、フラダンスのショーを偶然見物する。
早々に船に乗り込むが、まだ荷物も届かないし船室にも入れない。食事やエクスカージョンの計画を練りながら時間をつぶす。やっと届いた荷物をほどいてシャワーを浴びてひと心地着く。夜行便で飛んできたので眠くて仕方がない。とろとろ昼寝しているうちに夕食の時間になる。
初日の夕食はメインダイニングLiberty(メインダイニングは、ドレスコードありのLibertyと、なしのSkylineと2つある)。これまでの船は、夕食の時間と場所が、メインダイニングルームに予め確保されていた(そこをスキップしてプレミアムレストランを利用することはできる)が、この船はいつどこへ食べに行ってもいいシステムである。
前菜は「モッツァレラと椎茸のタルト」「シーザーズサラダ」。「ジャガイモとフェンネルのポタージュ」を挟んで、メインは「仔羊のロースト」と「鶏胸肉のグリル」。ワインはアメリカ籍の船に乗ったのだからやっぱりメジャーなカリフォルニアワインが飲みたいので、Robert Mondaviのメルロー(Private Selection、2007年)。料理は期待してなかったが、アニハカランヤとても美味しく感じる。S曰く「NY時代に慣らされたAmericanな味覚」を懐かしく感じているのではないか」。なるほどそうかもね。
時差と睡眠不足で疲れているので早々に就寝。