マントラ健在

マンハッタン・トランスファーとの出会いは、大学1年の秋に学生バンドが演奏する"Twilight Zone"を聞いた時。ボーカルのお姉さんが凄く格好良かった。"Vocalese"を出す前のマントラはジャズというよりクロスオーバー(当時はフュージョンという言葉はなかった)で、この頃が彼らの旬だったかな。
何年かたって来日した彼らのライブを東京の大きなホールで見たことがあるが、それからまた10数年、はっきり言ってマントラなんて忘れていた。今回ブルーノートでライブをやると聞いてびっくり。まだ現役だったんだ!?ティム・ハウザーなんて昔から禿げてたけど今いくつだ?
彼らは寄る年波の影響なしとは言えず、特にハウザーおじさんと背の低いほうの女性はやっぱりきつそうに見えた。途中で背の高いほうの女性がソロで歌う間他の3人が休んだりもしていた。しかし、痩せても枯れてもマントラである。しかもこんな至近距離である。"Birdland"、"Route 66"、"Boy from New York City"、"Tuxedo Junction"、"Twilight Zone"。他にも知ってる曲がたくさん。自分が若い頃いかに彼らの音楽に親しんでいたかよくわかった。ジャージーでポップなハーモニーを堪能。最高でした。