港区白金3-2-7
03-5420-3584
クリスマスのフレンチは特別メニューのみになってしまってつまらないことが多いのだが、ここラビラントはいつもと同じ。さすがラビラント偉い。イブの夜は恥ずかしいのでランチにする(実はディナーは満員だった)。サービスの人が僕らを覚えていて、席に着くなり「さて今日はどうしますか?」と始める。こういうフレンドリーな接客スタイルはとても気分がよい。ロゼのシャンパンを飲みながら、サービスの人に相談しながらゆっくり選ぶ。
野菜のテリーヌ。たもぎ茸燻製帆立貝トリュフの胡桃風味マヨネーズ添え。豚バラ肉のキャベツ包み小豆添え、骨付仔羊ロースのグリエジャガイモ添え。4品とも文句なしにおいしいが、特にたもぎ茸と帆立とトリュフの料理は絶品だった。ワインは勧められてオーメドックのシャトー・カンテメルレの1998年。食べ終えて、ワインが残ったのでチーズもいただく(ロックフォールミモレット、モンドーレ)。しかし、ヨーロッパとニューヨークで鍛えてきた僕のお腹はまだまだいける。あきれるSは放っておいて、カボチャのムース、イチゴのムース、自家製プディング。満足。
こんなに幸せになって、たったの2万円ちょっと。たまーに高級フレンチに行くより、こういう店にちょこちょこ来るほうが、古い言葉だけど、ずっと「おいしい生活」だと思う。