午前中はジムでトレーニング、プールで泳いでからジャグジーで温まる。お昼はまた友人夫妻と一緒に鹿鳴春へ。10年ほど前にここで北京ダックを食べて感動して以来、ぜひもう一度来たい店だった。菊池和男「超級食香港」に紹介されているこの店の料理の写真を見せて、同じものをほしいと言うと、何のことはない、そっくりのコースが日本語メニューの中にあった。「冷たい前菜の盛合せ」「蟹肉入り卵白のいため」「北京ダック」「アヒルの挽肉五目いため」「白菜と豆腐入りアヒルの骨のスープ」「アヒル細切肉入り太麺ヤキソバ」。そして昼から紹興酒
午後もプール〜ジャグジー。夕食前にホテル主催の九龍バスツアー(無料)に友人夫婦も誘って参加。40分程の行程を終えてホテルに戻ってくると、香港島を望むサンテラスでブーブグリコの小ビンが振舞われた。ペニンシュラもがんばるね。
ほろ酔いのまま夜8時からのレーザーショーを眺めながらビクトリア湾沿いの道をそぞろ歩いて、ニューワールドルネサンスホテルの満福楼へ行く。僕らは2回目。昨夜の海都と違って、ここは混雑してて相変わらず人気のほどをうかがわせる。「貝とアスパラガスのいため」「キヌガサダケと中国ブロッコリの蒸し物」「清蒸石斑(ハタの蒸し物)」「塩干魚と豚挽肉の蒸し物」「塩干魚と鶏肉の炊込飯」。紹興酒。清蒸石斑は過去2人ではなかなか注文できなかったが、今回は4人なので頼んだら、「時価」は800HK$だった(約12,000円)。塩干魚は広東の家庭料理の定番で、なかなか食べられないものなので嬉しくて注文チーフの僕が2種類も頼んだが、日本のくさやを思わせる臭さで友人夫妻は辟易していた。申し訳なかった。臭いメニューがどっちも余ったのでお土産にしてもらい、僕らが持って帰る。明日は朝早く帰るので飛行機の中で食べるつもり。
今回の香港ツアーはこれでオシマイ。2泊なんて短いのは初めてで、予想通り欲求不満だ。今度はもっと長く・・・と言いたいところだが、実は今回、香港の空気の悪さにがっかりした。広州からのスモッグが流れてきているらしい。九龍からビクトリア湾をはさむ香港島のビル郡がぼんやりしか見えない。これでは香港の魅力が台無しだ。料理は相変わらずとってもおいしいんだけどねえ・・・。