港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワーANNEX1F
03-3568-3344
ジョージアンクラブ出身のソムリエとルブルギニオン出身のシェフの店だそうだ。シェフの小玉氏は1971年生れと若手だそうで、そこに最も興味が湧いた。自分よりも年下の信頼できる料理人を知れば、これから安心して長ーく付き合えるではないか。
早く予約しておいたせいか窓際一番奥の特等席に案内される。店の周囲はどうやら野良猫天国のようだ。銀座のカラスみたいなものでレストランの景色としてはいかがかと思ったが、ソムリエ氏は「自分はネコ好きだから気になりません」だって(苦笑)。
さて、前菜は「花ズッキーニにオマール海老のムースを詰めたもの、和歌山産の鮎の塩焼き、ホタテのソース」「地鶏のレバーのパテ、蜂蜜のソース」。メインは「マコガレイのソテー、小エビ・トウモロコシ・海草添え」「仔鳩3種(胸肉のロースト、もも肉のブレゼ、手羽先のフリット」。仔鳩の一品は小玉シェフのスペシャリテと聞いていたので、僕はこれ食べたさに、コースを捨ててアラカルトにした。その期待を裏切らない美味しさだった。
ワインはソムリエの柴田氏に「仔鳩に合うのを1万円までで選んでください」とお願いして、ブルゴーニュ産の果実味溢れる上出来の赤を楽しんだ(残念ながら名前失念)。チーズもデザートもいただいてしまった。満腹。
先週のアガペもそうだが、客がとても気分よく食事の時間を楽しめる入れ物になっているが、家賃高いんだろうな。普段使いの店ではなく、それなりの場が必要なときに使う店。いい意味で。