港区三田5-2-18三田ハウス1F
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ここのところ高級フレンチはご無沙汰だったが、Sの希望で2回目のコート・ドールへ行く。ミシュランの目には止まらなかったようだが、前回「オールタイムベストテンに入るかも」と書くくらい感動しているので、期待で胸が膨らむ。
前菜は「オマール海老のテリーヌ、アンディーブ・リンゴ・胡桃のサラダ」と「ロワール産ホワイトアスパラガス、マスタードとトマトのソース」。メインは「オニオコゼのポアレ、ふきのとうのソース、野生ホウレン草のソテー」と「仔羊のロースト」。ワインはヴォーヌ・ロマネの2002年。
食事もワインも絶品。特に3品目はオニオコゼ白身の甘み、ふきのとうの苦味、野生ホウレン草の何と言うか土の匂いが、絶妙の組み合わせ。ワインは徐々に開いて仔羊の頃には最高の飲み心地で、(僕にとっては)最高のブルゴーニュだった。サービスも完璧であった。
しかし・・・ながら、実はもうコート・ドールに行きたくなくなっている。なぜかというと、僕の目にちょうど入る角度に、許せないくらいマナーの悪い客が2組いて、食事の間じゅう気になって仕方がなかった。どちらも男がテーブルに肘をついてぺちゃくちゃ喋り続けて、目にも耳にも不快だった。普通の店ならなんとも思わないが、2人で5万円近く払うんだから、食事とサービスだけじゃなくて、客も一流であってほしい。若い男が見栄を張って女を連れて行くのにちょうどいいポジションのレストランなのだとしたら、近づかないほうがいいとしか言いようがない。まあ、たまたま運がなかっただけだとは思いますが・・・。