Marina Deportiva, Muelle de Levante 6, Puerto
96 520 75 89
7日目の寄港地はアリカンテ。アンダルシア地方の地中海沿岸はコスタ・デル・ソルと呼ばれるが、バレンシア地方まで来るとその海岸はコスタ・ブランコと呼ばれる。ここアリカンテはマラガやカディスに比べるとイスラム色が薄く、よりお洒落でヨーロピアンなリゾートという気がする。マルセイユパルマ・デ・マヨルカみたいに大きなヨット・ハーバーがあり、その周りをレストランやバーが並ぶ。その中で一番いい場所を占めるのが、老舗のレストラン、ダルセナ(ミシュランスプーン2)。
地元の白ワイン「Azal」をごくごく飲みながらシーフードを食べる作戦。前菜として2皿。「野菜の盛合せ(カリフラワー、ニンジン、タマネギ、唐辛子、ピクルス)」と「タコの足の煮込み、トマトソース、野菜のロースト添え」。タコの足は柔らかくて、口の中でワインと合わさってとろける旨みが出てくる。そしてメインは「アロス・ネグロ」(イカ墨ごはん)。これは昔マヨルカ島に行ったとき、パルマ・デ・マヨルカの港に面したレストラン「La Lubina」で食べた料理で、ある意味で今回の旅行のテーマのひとつだったが、その期待に応えてくれる上出来の一品だった。米と魚が好きな日本人なら絶対食べるべきだ。
夜は船のメインダイニングでいただく。メニューは省略。船では魚より肉のほうが美味しい。ワインはカベルネ・ソービニオン(Cabernet Sauvignon Morago "Pasqua")。