ところ狭しと内臓が並ぶ。壮観。

8日目。朝早くバルセロナに到着するが、昼に出航するのでゆっくり食事を楽しむ時間がない。この芸術都市に来るのは3回目。サクラダ・ファミリアだのピカソやミロの美術館だの「見もの」は経験済なので、それほど「あれも見たい、ここも行きたい」気分はない。港に近いドラサナスから地下鉄でディアゴナルまで行って、ここからランプラス通りを港まで散策する。ガウディをはじめとするモダニスモ建築も楽しいが、今回は未見のサン・ジュセップ市場に時間を割く。リスボンのデパ地下では魚に感動したが、バルセロナの市場では牛や豚、羊の肉と内臓が余すことなく食用に供されていることに感動した。あと、市場のバルで午前中からタパスとワインを楽しむオヤジたちにも。バルセロナは相変わらず趣に満ちた街だが、車が多くて排気ガスの匂いが気になるのがちょっとね。NYも暑くなると臭かったけどね。
船に戻ってランチ。出航前なので、窓際のテーブルを選んで、港の景色を楽しみながら食事をいただく。ワインはガヴィ・ディ・ガヴィ(Gavi di Gavi docg "Fontanafredda")。「アーティーチョークのフリット」「ローストビーフのサラダ」「米とチーズのコンソメスープ」「ポテトスープ」「ムール貝とトマトのスパゲティ」「ゴルゴンゾーラのマッケローニ」「魚介のシチュー(タコ、ムール貝、ホタテ貝、トマトソース)」「ナスとチーズのソテー」。
ディナーはあまりお腹が空かないので少なめにいただく。ワインはプロセッコ(Prosecco Valdobbiadene doc "Conti Bernardi")。食後、バーを梯子して最後の夜を楽しむ。毎晩出没しているのでだいぶ顔見知りも増えた。
明日はサボナに帰ったらミラノ経由で東京に戻る。