shigeji32003-09-25

70年代中盤に2枚組ライブアルバム"Frampton Comes Alive"がベストセラーになったPeter Frampton。僕は10代半ばでこのライブと次の"I'm in You"を愛聴した。この人の音楽は歌詞が単純でメロディーがポップ過ぎるせいか、あるいはピークが短命だったせいか、洋楽ファンからあまり尊敬されてない。でも僕なんかポップな音楽が大好きなので、今でもときどき口ずさんだりする。そのFramptonさんがマンハッタンでライブをやるというので、懐かしさいっぱいで聴きにいった。
会場はもう若くない男女で満員。懐メロ大会を期待したが、現役ミュージシャンの意地なのか新しい曲中心でコンサートは進む。それに不満なのは僕だけではないようで、いまいち盛り上がらない。後半になってやっと"Show Me The Way"や"Baby, I Love Your Way"や"Lines on My Face"をやると、急に客たちが立ちあがって歌う。僕も一緒になって歌っていると(歌詞を覚えているのはサビだけだが)、隣のアメリカ人が「何で知ってるんだ?」と驚いていた。