映画化もされたんですね

オペラ座の怪人」はあまりにも定番すぎるせいかこれまで見る機会がなかったが、ついに見た。醜い天才的な建築家の男がパリのオペラ座の設計を任され、隠し部屋を作って住みつく。美しいソプラノ歌手を愛し、彼女の成長を陰から手助けする。やがて彼は正体を現し脅迫して結婚を迫るが、彼女の優しさに触れ、自らの捻じ曲がった心に絶望して(これは僕の勝手な解釈だが)自殺する。ミュージカルと言えば歌と踊りが楽しめればよくて、ストーリーなどどうでもよかったが、この作品は別。深い感動があった。素晴らしい。今まで見たミュージカルの中で、芸術作品としてはこれが一番(というか他に芸術作品足り得ているものは見当たらない)。ちなみに娯楽作品としてひとつ選ぶとすれば「プロデューサーズ」かなあ。