7月にやった温泉旅館+寿司ツアーをもう一度。小田原「時よし」で、鮑のにがえ(鮑の肝と身)、赤貝、イカの肝和え。ここから握り。ホウボウ、カワハギ、シメサバ、メトウイカ、ホッキ貝、アオヤギ、ヒラメ昆布じめ、コハダ、タコ。最後に巻物(サバガリ=シメサバとガリ)。
そして夏に素晴らしかった旅館「石葉」へ。お風呂に入って昼寝していよいよ食事。「先付 スッポン卵じめ生姜あん」「八寸 酒肴いろいろ盛り合わせ」「お造り アジ、ヒラメ」「お椀盛 焼白子みぞれ仕立て」「焼物 金目鯛味噌漬」「子鉢 芹胡麻和え」「鍋 鴨鍋」「進肴 海老芋饅頭」「ご飯、赤出し、香物」「水菓子 イチゴ」「甘味 胡麻餅」。白ワイン(ソアーヴェ)と冷酒(丹沢山)。厨房の4人の職人さんが9室の客のために心をこめて料理を作ってくれる。暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく。配膳のスピードも仲居さんが微妙に調節してくれる。すべての料理をまったく残さずにきれいに食べました。お釜で出てくるご飯も炊き具合が素晴らしく一粒も残さず。さすがに少々おなかが苦しくなりましたがね。
冬の日本家屋はかなり底冷えがしたが、美味しい食事で身も心も温かくなって、ふかふかの布団に包まれて気持ちよく眠りに落ちた。