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Sが走らないというので僕ひとりでジョギング。白金台からガーデンプレイス(今日観る映画の券を買う)を回って帰ってきた。
今日は正月に観るつもりだったタランティーノの新作を観に行く。一番近いガーデンシネマでかかっているのでラッキーだ。この映画監督は92年に会社の研修でフィラデルフィア滞在中に偶然「レザボア・ドックス」を観てそのスタイリッシュな暴力描写に驚き、次の「パルプ・フィクション」でぶっとんだ。「ジャッキー・ブラウン」もしみじみとよい映画だった。しかしNYで観た「キル・ビル」はちょっといただけなかった。「デス・プルーフ・イン・グラインドハウス」は観てない。
・・・いやはや、タランティーノが戦争映画を作ったらこうなるというような映画だった。面白い。面白いけれども、ナチの問題をここまで面白く映画にしてしまってよいのだろうか。彼は間違いなく映画の天才なんだろうが、果たして人間としてどうなんだろうねという印象を受けた。僕は良識的な思考や判断の枠にとらわれず、かなり積極的に芸術や娯楽を柔軟に愛する人間であるが、その僕に居心地の悪さを感じされるのだから、やはりタランティーノはたいしたものだとも言える。
タランティーノDVD
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東京都港区白金台1-1-47
おせちと雑煮を食べてから、今日もジョギング。五反田に出て桜田通りから清正公へ。桜田通りから目黒通りに入る交差点として有名と思うが、実はお寺である。正式には「日蓮宗最正山覚林寺(かくりんじ)」。加藤清正ゆかりのお寺であることから清正公、「きよまさこう」ではなく「せいしょうこう」と呼ばれる。勝負祈願の寺だそうだ。
さて今日は客が来てホームパーティーである。午後から料理の腕を振るう。
「蛸と野菜とペンネのサラダ」(蛸が売り切れだったので正月用の酢蛸を買って水にさらして代用した)、「牛肉と根菜の炒め煮」(おせちの出来がよかったので客にも出した)、「鶏肉と大根とレンズ豆のインド風」、「韓国本場風チャプチェ」(ケンタロウの『男子ごはン』で見たとおり作ってみた)、「東南アジア風エビチリ」(初めての試み。自分なりに作ったら結果的にシンガポールのシーフードのような味になった)、「仔羊のパン粉焼き」(これは定番)、「ジャガイモとセロリの蒸し焼き」、「ベーコンと余った野菜のスパゲティ」。・・・しかし我ながらなんでこんなに料理が好きなのかわからない。
ワインはスプマンテ(Frescobaldi)、南仏の赤(La Passion Grenache)、ボルドー(Chateau Grand Rousseau 2006)。
男子ごはん